一部事務組合も地方公共団体の1つで、議会が設置されています。石狩北部地区消防事務組合議会は、構成する3市町村議会から各2名の議員が派遣されています。今年から2年間、西村議員と私が当別町議会から派遣されています。
今回の臨時議会は、7月19日に石狩市内で発生した火災による消防職員の殉職事故に伴い開催されました。この事故では、石狩消防署石狩湾新港支署の高井篤消防司令長が殉職されました。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
消防職員が消防業務を行う中で、亡くなったり、著しい障害をおった場合は、石狩北部地区消防事務組合消防職員賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例により、賞じゅつ金を支給できることとなっています。この条例に従い、殉職者賞じゅつ金をご遺族にお支払いするため、補正予算が編成されました。
また、今後開催される予定の消防葬のための経費も補正予算に盛り込まれています。
消防事務組合の予算は、構成市町村の分担金で賄われています。今回の補正予算については、石狩消防署の関係ですので石狩市の分担金を増額する形となります。この部分については、石狩市議会でも分担金を増額する補正予算が提案されるとのことです。
組合議会の臨時会は8月4日の1日間で、管理者である加藤石狩市長から殉職事故の概要報告があり、その後補正予算が全会一致で成立しました。
なお、消防本部では、総務省消防庁の支援を受けて、ご遺族、消防職員の心のケアに取り組むとともに、事故原因を調査する委員会を設置し、原因究明に取り組んでいます。
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