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執筆者の写真佐藤たつ

除雪情報システムを導入へ


特別豪雪地帯に指定されている当別町では、除排雪対応の充実による住環境の改善を図るため、スマートフォンを用いたい除雪情報システムを構築して持続可能な除雪体制の構築を目指します。

2024年4月27日現在、整備事業のプロポーザル参加者を募集中です。詳しい情報は当別町の公式サイトをご確認ください。











目的

特別豪雪地帯に指定されている当別町では、除排雪対応の充実による住環境の改善を図るため、持続可能な除雪体制の構築を目指します。

  • 除雪車両の位置・作業状況の管理

  • 除雪状況の公開による住民サービスの向上

  • 除雪業務の効率化

  • 事務作業の低減


システムの構成

  • 管理システム

  • クラウドサーバー

  • 路線データ 315km

  • スマートフォン 130台

システムの機能

  • 作業実績報告機能:稼働日、機械、作業区分、業者ごとに作業実績を検索・閲覧・出力可能。

  • 付帯作業等報告機能:除雪に係る付帯作業(倒木処理、人力除雪、交通誘導員等)について、実績を手動で登録可能。

  • 作業費集計・予算管理機能:除雪業者、機種、規格毎に定められた時間当り稼働単価に対応し、任意の期間で予算の執行額、機械ごとの執行額、除雪業者ごとの執行額を集計可能。

  • 作業状況確認機能:GNSS機器から送信される位置情報に基づき、地図画像と共に各機械の最新位置が表示される。

  • 一般公開機能:GNSS機器から送信される位置情報に基づき、地図画像と共に各機械の現在地を表示する。

システムの要件

  • 除雪車両に搭載するGNSS機器は、位置情報取得間隔は 5 秒以内、サーバへの位置情報送信は 1 分毎を標準とする。

  • 通信不能区間に入った場合、通信可能圏内に入った後それまでに記録した位置情報を送信する機能を持つこと。

  • 24 時間以上連続使用可能な内蔵バッテリーを有するか、シガーソケットを介して給電可能及び給電中も操作可能な機器とすること。

  • 防水性能は IPX5/8 以上、防塵性能は IP6X 以上であること。

  • MIL-STD-810G(米国国防総省が定める耐久試験)のうち、風雨、浸漬、粉塵、落下/衝撃、振動、高温/低温、温度衝撃、塩水噴霧、氷・低温雨の試験に合格した製品であること。

  • 国土交通省「写真管理基準(令和 6 年 3 月版)」に準拠した、電子小黒板及び位置情報付きの作業状況写真撮影および送信が可能であること。

  • 除雪作業中は機械の現在位置と事前に登録する除雪作業時に支障となる道路施設等(危険個所)の場所を常時表示し、危険個所に近接した際はアラーム音と表示でオペレータに注意喚起する機能を有すること。

  • GNSS機器の操作に不慣れなオペレータが容易に操作できるよう配慮すること。

  • GNSS機器が除雪オペレータの作業の妨げとならないよう必要に応じて、運転席内にホルダー等で固定すること。


予算額

  • 28,300,000円(消費税及び地方消費税を含む)

  • 令和7年~10年は各5,700,000円

  • 5年合計 51,100,000円以内を想定

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