• 佐藤たつ

なぜ低学年用の遊具を1年生教室の近くにできないの?


1階~3階まで吹き抜けのインナーガーデン

当別町では、2022年度に本町地区の当別小学校と当別中学校を統合した新しい9年制の一体型小中一貫校(義務教育学校)させることを目指して、様々な準備が行われています。


2019年5月には北海道日建設計による基本設計がまとまり、教育委員会WEBサイトで公開されたほか、町内2箇所で説明会も開催されました。


説明会では、これまでの基本構想~基本設計を通して教育委員会と地域住民やPTA等とのコミュニケーション不足が顕になる場面も見られました。これから2020年3月まで実施設計を行うことになりますが、これまで以上に町民に開かれたステップを踏むことが強く求められています。文部科学省からも、地域住民に開かれた学校建築の必要性が指摘されているのですが、現場にまではなかなか伝わらないようです。


とはいえ、よりよい学校とするためには保護者・地域住民からも積極的な提案が必要です。当別小・中のコミュニティスクール(CS)も、実施設計に向けて意見書を出す方向で準備をしているそうです。


遊具ゾーンはなぜここにあるのか?

今回の基本設計にはいくつか気になる点がありますが、私が最も気になるのは低学年向けの遊具とミニグラウンドの配置です。


下の図面の通り、低学年向けの遊具ゾーンとミニグラウンドは敷地右上(北西)に配置されています。一方、1年生教室は校舎の右下にあります。


校庭の計画。低学年向けの遊具とミニグラウンドは右上に。

1年生の教室は、教室から直接校庭に出られるようにするそうですが、校庭に出ても低学年用のスペースは校庭の反対側の端。なぜ最も幼い1年生に長い移動をさせるのでしょうか。


基本設計のプロポーザルで北海道日建設計に次いで次点となった提案には、1年生教室のすぐ外に遊具ゾーンと家庭菜園を設けるプランがありました。常識的にはこのような考え方だと思うのですが、それを上回る特別な理由があるのかもしれません。


しかし、この点はぜひ再考していただきたいと考えています。





子どもにやさしいまちは、みんなにやさしい。

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