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執筆者の写真佐藤たつ

2022年9月定例会一般質問

更新日:2022年10月12日

 2022年9月定例会での一般質問の草稿です。まだまだ調整しますが、概ねこのような方向で考えています。

 

質問

答弁

振り返り


 

提出した質問要旨


 

質問の基礎となる政策パッケージ


 

草稿その1

 議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。

 前回6月の一般質問で、私が目指している「子どもにやさしいまち」の全体像をお話ししました。また、これまで当別町が進めてきた各種施策や、後藤町長が掲げられているチャイルドファーストと、私が目指す子どもにやさしいまちは、概ね同じ方向を向いていることを確認させていただきました。そこで今回は、私の目指す子どもにやさしいまちを形作るより具体的な項目をご説明し、今後の実現の可能性について質問させていただきます。


 子どもにやさしいまちには3つの柱があることは前回お話いたしました。それは、町民の地域への主体的な参画、子どもの参画、子どもの遊びの機会と環境の確保、の3点です。この3つの柱にそって15の具体的な施策があります。

 町民の地域への主体的な参画とは、町民が地域共同体の運営により主体的にかかわることを目的としていて、請願・陳情の活用など3項目がありますが、今回は割愛いたします。また、子どもの遊びの機会と環境の確保は、さらに3つの要素に分解しました。それは、子どもだけで、群れて、安全に遊べる、です。

 子どもだけで、には子どもの主体的な参画の要素が含まれますので、今回の質問では、この、「子どもだけで、群れて、安全に遊べる」まちを実現するための具体的な施策について質問いたします。なお、これらの施策はすべて町が行わなければいけないものではありません。町民が自ら取り組むものから、任意団体やNPO,民間企業などが取り組むもの、そして町が取り組むものまであります。これは自助、共助、公助とも言えますし、自治はできる限り小さい単位で行い、できないことのみをより大きな単位で補完していくという補完性の原理の現れとも言えます。


 まず、子どもだけで遊べるためには、公園だけなく児童館のような活動の拠点となる場所が必要です。また、子どもたちの主体性は幼児期からの保護者や保育士、教師などの適切なかかわりによって育まれます。そのためには、保護者、特に一人目の子どもの産前産後の支援やこども園とのさらなる連携強化が必要です。

 また、子どもたちが群れて遊べるためには、市街地から離れた所に住む子供であっても、安全に気軽に利用できる移動手段が必要です。また新たに転入されてきた方であっても、簡単に参加できる保護者同士のネットワークがあると、心強いでしょう。もちろん、遊具のそろった公園や先ほど述べた児童館のような活動の拠点も必要です。

 そして、安全に遊べるためには、まずなによりも保護者が子どもの居場所を確認でき、連絡を取ることができる必要があります。スマートフォンを持っていれば解決することではありますが、年齢によってはまだスマートフォンを持たせることを躊躇することもあります。特に小学3,4年生頃になれば、子ども同士で遊ぶ機会が増える一方で、まだスマートフォンは持たせたくないという方も多いのではないでしょうか。子どもの居場所の把握や最低限の連絡に特化した仕組みが望まれます。また、公衆電話の位置やいざというときに電話を借りられる場所がわかるようになっていれば、安全性はより高まります。


 これまでに述べた点について、今後町として実現することができるのか、またどのような課題があるのかについて、以下の質問を通して議論していきたいと思います。


1. 子どもの遊びや活動の拠点となる施設

 学校では子供たちが協力して課題に取り組むという機会が多く設けられます。場合によっては放課後や週末に子どもたちが集まって相談をすることもあります。こういったときに、すぐに使える場所がありません。保護者の方のご協力で、どなたかのご自宅に集まるということもあるようです。本来は公共の場に、子どもたちが集まり活動できる場所があるべきです。

(1) 総合体育館ロビーや図書館または、コミュニティセンターの空き部屋を、子どもが予約なしで集まって相談や活動ができる場所として開放できないか。

(2) 役場新庁舎に、同様の場所を確保してはどうか。

(3) 同様の場所に加えて、子どもの屋内遊び場やEスポーツを体験できる設備などを備えた公民館や児童館が必要ではないか※変更予定


2. ふれあいバス、とべーる号の小中学生向け応援券の値下げ

 子どもたちが群れて遊べるためには、市街地から離れた所に住む子供であっても、安全に気軽に利用できる移動手段が必要です。1つの有力な手段はふれあいバスととべーる号です。現在応援券は小中学生が1か月2000円です。

(1) 小中学生対象に月額500円程度で利用できるふれあいバス・とべーる共通の定期券を販売してはどうか。

 この実施には、現在の売上減少分を別予算で補填する必要があります。私の大まかな試算では年間で約88万円の補填が必要という結果でした。現在より利用が増えることは試算に含めていませんので、減収額はこれよりは小さいと考えられますが、減収が0円になるというのは楽観的に過ぎます。そこで、予算上の制約があるのであれば、まずは、時期を絞って実施することも検討できます。

(2) ふれあいバスの市街地予約型線は、冬季間に中学生の利用が増えることから、せめて冬季間だけでも同様の定期券を販売してはどうか。※変更予定


3. 子どもの居場所を確認できるデジタルツールの導入

 岩見沢市や滝川市、夕張市などではICタグを用いた児童の見守りシステムを導入しています。学校や学童など、あらかじめ機器を設置した場所を通過すると保護者のメールに通知されるというものです。全国でも数多く導入されている安定したシステムです。ただ、機器を設置した特定の場所の通過しかわからない点や、維持費がかかることが課題です。夕張市では約170名の児童に対して、年間133万円の運用費がかかっています。岩見沢市でも児童1名あたり約1万円。これは初期費用を除いた毎年の運用費です。

(1)そこで、より簡便な方法として、腕時計型携帯電話の購入補助制度を設けてはどうか。例えば国内で販売しているある会社の腕時計型電話機は18,800円で購入でき、毎月の維持費は300-400円程度で可能です。コンポストの購入補助と同じように、購入費の半額補助であれば、1学年で仮に半数が希望したとして50万円弱で実現可能です。もちろん、学校への持ち込みルールなど整理しなければいけない点はありますが。


4. 公園ライブカメラの設置

(1)阿蘇公園やライラック公園など主要な公園の様子がわかるライブカメラを設けてはどうか。


5. 子ども110番の家のリニューアル

(1) 通学路の再編にあわせて、こども110番の家を見直してはどうか。

(2) 通学路だけでなく、公園周辺等でも依頼してはどうか。

(3) 防犯だけでなく、雨や吹雪時の一時避難や電話を借りられるなど、協力内容を拡充してはどうか。


6. 子育てガイドブック地図の充実

(1)110番の家や公衆電話の位置、公園の遊具の状況を子育てガイドブックの地図に掲載してはどうか。


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