とびきり居心地のよい農村へ・当別2050のみちすじ(ver.1)
- 佐藤たつ
- 4月9日
- 読了時間: 5分

これからの当別について、いろいろと考えてみました。まだまだ粗削りなのでver.1です。これからじっくり整えていきたいと考えています。ご意見いただければ嬉しいです!
2050年はあっという間にやってくる
2050年はいまから25年後。25年といえば、長く感じるかもしれないが、25年間を思い出してみれば、、
25年前(2000年)はこんな年でした
当別のできごと
ゆとろオープン
岩出山町と姉妹都市盟約
はなポッケ完成
当別町公式ホームページ開設
日本のできごと
有珠山噴火
雪印食中毒
高橋尚子さん金メダル(シドニー五輪)
プレステ2発売
「おっはー」「IT革命」
2050年までの将来見通し
人口の見通し
2050年には、人口減少が進むだけなく、高齢化率が50%をこえている。また町民の6人に1人が認知症で、200名弱の介護人材が不足している。
2020年と2045年の人口ピラミッド

2000年・2025年・2050年の比較
2000年 | 2025年 | 2050年 | |
人口 | 20,778人 | 14,480人 | 9,106人 |
高齢化率 | 17% | 39% | 54% |
こども(14歳以下)人口 | 17% | 7% | 4% |
認知症患者数 | 1,006人 | 1,491人 | |
介護人材不足 | 46人 | 192人 |
年齢階層別人口推移と介護人材不足
経済の見通し
北海道医療大学の移転に伴う影響は20億~102億
他地域での大学が地域に及ぼす経済効果の影響から推定すると、北海道医療大学の地域への波及効果は最大102億円。
ただし、札幌市など当別町外へ流出している割合も相当程度あると考えられる。
当別町が試算した20億円~最大102億円が損失額と推定される。
税収減は最大で1億円。
地方交付税で減収の75%が補填されることから、税収の実質減は最大2,500万円程度と推定される。
2050年までの主要産業従事者の推移
人口減少にともない、経済全体の縮小は避けられない。そのなかでは、地域内での経済循環を高めることが重要。
2020年~2050年までの産業別就業者数の見通し
そこで、今の地域経済(2020年時点)を分析する
ざっくりまとめ
ベッドタウンと思っていたが、雇用者所得はマイナス(町外で働く町民より、町内で働く町外の人の方が稼いでいる)。
消費で年間58億円が町外に流出。
エネルギーで年間23億円が流出。
町外から稼ぐ産業は、建設・食料品・農業・教育・宿泊飲食・林業。
地域経済の核となる産業は、食料品・農業と宿泊飲食。
当別のお金の循環(地域経済循環)

稼いでいる業種は、建設業、食料品、農業、教育、宿泊飲食サービス業、林業の6業種


町内波及効果が大きい業種は、食料品・農業・宿泊飲食

2050年を見通した町政
しあわせな暮らしを支える人口目標
いつまでも住み続けられるために~介護人材の確保~
目標値
2030年までに100人、2040年までに192人の介護人材確保
どうやって
外国人福祉人材に選ばれるまちへ
奨学金制度創設(外国人介護福祉人材育成支援協議会)
家賃補助
地域交流・生活支援コーディネーターの配置
福祉資格が取得できる教育機関の設立(高校または専門学校)
働き続けられる労働環境
住宅購入支援金の重点配分
町営住宅の家賃減額
職場の人間関係の改善に係る取り組みの支援
職場が実施している雇用管理の取り組みのうち実際に役立っているもの:「ハラスメントのない人間関係のよい職場づくりをしている」37.8%、「仕事の内容は変えずに、労働時間や労働日を本人の希望で柔軟に対応している」35.9%。「介護関係の仕事を辞めた理由」では人間関係が辞めた理由の第1位(34.3%)、働く上での悩み、不安、不満等においてもパワハラ・人間関係や意思疎通等に大きな不安・不満を感じている(令和5年度 介護労働実態調査結果/公益財団法人介護労働安定センター)
ロボット・センサー・ICTの導入支援
地域おこし協力隊を用いた人材確保支援
こどもたちの可能性を広げるために~2学校2クラスの維持~
目標値
小学1年生入学時点で82名(西当別41名、当別41名)の児童数確保
どうやって
出生人数をもとに、6年間の転入目標数を設定
住宅購入支援金の重点配分
町営住宅の家賃減額
「子どもが生まれたら当別」のブランド構築
幼保小中高の一体的な教育・18歳のすがたを共有
西当別地区の一体型義務教育学校化
小学校1,2年生の少人数学級
太美地区本町地区それぞれの特色を活かした学校づくり
学校選択制の導入
給食での有機農畜産物利用
あそびばづくりプレイカーの導入・野外教育指導員の配置
総合的な探求コーディネーターの配置(集落支援員・地域おこし協力隊の利用)
常勤司書の配置
域内循環型経済の構築~町内のお金の循環を増やす
再生可能エネルギーを用いた発電でエネルギー自給を目指す。
食料品、農業、宿泊飲食の3業種の売上高拡大を目指す。
地域内のエネルギー循環でエネルギー収支改善
目標値
エネルギー収支の赤字額(23億円)の削減
家庭用電気代10%削減
どうやって
自治体新電力設立
再生可能エネルギーによる発電設備導入
各種エネルギー源の電化(暖房・動力・輸送)
みどりの食料システム戦略×大都市近郊を活かした外貨を稼ぐ農業
目標値
2050年までに耕地の25%で有機栽培を実施
どうやって
有機農業
野菜栽培
人材確保支援
子どもたちに農業の大切さを教え、農家を尊敬する意識を啓発・啓もうする
参考
ふるさと納税の基軸となるロイズの価値を最大化
目標値
ふるさと納税リピート率全国1位
ふるさと納税額100億円
当別ファンクラブ100万人
どうやって
当別ファンクラブの創設
当別町役場広報部門の設置
関係人口を増やし、宿泊飲食業の強化
目標値
どうやって
アジアの人材育成拠点
北海道一番のJR駅直結屋内遊び場(ロイズタウン~医療大跡までの一体的ブランド形成)学園都市線から〇〇〇〇線へ
町役場を元気に
目標値
定年退職以外の離職者を3.8%[8名程度](令和5年度全国町村平均)以下に
どうやって
研修支援の拡充
若手育成専任の管理職ポスト新設
部制の廃止
提案型公共サービス民営化制度(市場化テスト)による町民サービスの質の向上
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