2020年5月に廃止される学園都市線(札沼線)北海道医療大学駅~新十津川駅間の代替バス運転に向けた準備が始まっています。
当別町では、石狩当別駅~石狩月形駅間に代替バスが運転予定です。運行はコミュニティバスの運行も受託している下段モータースが担当します。
当別町金沢の北8号線では、バスを通すための道路拡幅工事がはじまりました。事業費は約3,000万円でJRが負担します。
この路線改良は、少々いわくつきです。
地元金沢自治会(特に子育て世帯)から、旧道(学園通り)にバスを通してほしいとの強い要望が出ています。
しかし、旧道(学園通り)と国道275号線の合流点に右折レーンがないため路線バスを通すことができないとして、旧道経由区間が短くなり町道北8号線を通って国道275号線に出る暫定路線で運行を始めることになりました。警察からの指導だそうです。
金沢地区は当別町でも珍しく人口増が続いている地域です。金沢小学校はすでに廃校になっていますが、学校があった時よりも今のほうが子どもの人数は多いと言われています。また、金沢神社の秋祭りには子ども神輿が出るなど子ども育成会も盛んです。
下の地図の通り、金沢地区の東部(北部)にも旧道沿いに多くの子育て世帯が住んでいますので、この区間もぜひ代替バスを旧道経由としてほしいというのが要望です。
この暫定路線のための町道整備が今回の工事です。バスを通すためには対面通行できるようにする必要があるというのがその理由です。今年3月の予算審査でこの点について質問したところ、警察から対面通行が必要だと指摘されているという主旨の説明がありました。その警察の指摘の法的根拠は確認できませんでした。
もちろん交通安全は大切ではありますが、
もともと交通量が多くない
国道改良工事までの暫定区間
距離は300m
という区間を3,000万円かけて改修する必要があるのか。改修費用はJRの負担ではありますが、、、、私は予算案に賛成しましたので、今更何をということかもしれませんが、いまだに釈然としないところがあります。
ちなみに工事する町道北8号線はこんなところです。
さて、この件、道路改良工事もさることながら、代替バスの路線をなるべく早く旧道経由に戻すことが必要です。
そのためには、
国道275号線の改良工事(旧道との交点に右折レーン設置)
町道の改良工事1(国道との交点を直角にする。今はY字)
町道の改良工事2(車線拡幅)
が必要だそうです。国道の改良については当別町から開発局に申し入れをしていただいています。町道の改良は当別町の予算で行う必要があります。法令の根拠に基づいて無駄なくかつ安全な道路整備を探る必要があります。
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