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野外で算数(当別町の教育の未来はここにある)

  • 執筆者の写真: 佐藤たつ
    佐藤たつ
  • 2019年8月30日
  • 読了時間: 2分

「野外で算数」ご存じですか?当別町にあるNPO法人当別エコロジカルコミュニティ(TEC)が翻訳したスウェーデンのガイドブックです。



YouTubeに現地の映像があります。少し様子がわかるでしょうか。


スウェーデンでは算数以外にも様々な科目を野外「も」つかって学んでいるそうです。わたしはこの野外教育(アウトドア教育)が当別町の教育の新たな柱になるのではと考えています。


野外教育のポイント
  • 教室内の学びと教室外の学びの連続性

  • 五感をつかって感覚を学ぶ

  • 野外は、学びをするための手段(ツール)

野外教育というと、自然・環境、エコなどの言葉を思い浮かべるかもしれません。もちろんこれも大事な視点ですが、より重要なことは教室で概念として学んだことを、屋外で五感を使って感覚として会得することにあります。

比率の勉強。3:1のサイズの人間をつくろう!

例えば、比率の勉強。左の写真は「3:1」比率の勉強です。3倍の大きさの人間を木の枝や葉っぱを作ってつくります。


教科書で比率を勉強したあと、野外に出かけてこのプログラムを行います。数字で3:1がわかっていたとしても、実際どれくらいの大きさなのか。それを遊びながら感覚を身につけることができます。


このときに、「3倍の大きさ」と言わずに、「3:1」という比率で説明します。一見同じことを話しているようですが、比率を学ぶためのプログラムなので比率で説明をしますし、子どもにも比率で説明をしてもらいます。


1年間の授業カリキュラムのなかに、数回こうして野外で学ぶプログラムを入れたら、より深い学びにつながるのでは。


でも、ただでさえ忙しい学校の先生にそこまで負担をかけらるのでしょうか?という疑問があると思います。もっともです。そこで、これも元ネタはスウェーデンですが、当別町立自然学校というものを考えてみました。


当別町立自然学校(仮称)

野外教育を実践するために、2人の専門職員を雇用することが柱です。餅は餅屋。学校の先生は教育の専門家として活躍いただき、野外教育にはまた別の専門家を雇用するというものです。

  • 野外教育指導員2名を正職員として雇用

  • 町内のこども園、小中学校、高校は、クラス単位で月に1回、野外プログラムを受講できる

  • 野外プログラムと前後の接続プログラムは野外教育指導員が作成する

  • 町外の学校も有料で利用できる


詳しくは、これから随時ご報告します。


また、図書館司書も正職員で雇用したいですね。








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