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小中学校のICT環境はこれからだ!

執筆者の写真: 佐藤たつ佐藤たつ

8月31日の日経新聞朝刊に「学校のパソコン設置遅れ 5.4人に1台 文科省調べ」という記事が載っていました。


2019年8月30日日経新聞朝刊

1人1台を目標としているけれど、全国平均で5.4人に1台と目標にほど遠いとの記事です。そこで、文科省の発表を調べてみました。


平成30年度学校における教育の情報化の 実態等に関する調査結果(概要)(平成31年3月現在)〔速報値〕 北海道」というのを見つけました。8月30日に文部科学省のWEBサイトに掲載されています。


北海道の整備状況

当別町の様子をみるまえに、まずは北海道全体の概要です。緑の実線が目標値、青の点線が全国平均で赤の実線が北海道平均です。

おおむね全国平均と同じ傾向ですが、無線LANの整備率は38.9%!しかも7.3%の学校はインターネットに接続すらできていないとは。


では、気になる当別町の状況をみてみましょう。


PC1台あたりの児童生徒数は約4人

まずは、パソコン1台あたりの児童数です。全国平均、全道平均よりはややよい状態で約4人に1台。

ただ、次の地図をご覧いただければわかるとおり、全般的に町村部は整備率がよい傾向にあります。濃い青が1人1台以上整備している市町村、薄い青が1台あたり3人以下の市町村です。児童生徒数が少ないことも影響していると思われますが、当別町、まだまだ足りていません。


Wi-Fiの整備は20%にも届かず

普通教室へのWi-Fi整備率は20%を切っています。これは、普通教室で生徒がPCを使うことが想定されていないと考えていいのかな。

下のグラフの通り、学校には高速インターネットが来ているのにもったいないですね。


電子黒板も80%以上と整備が進んでいます。

電子黒板もここ数年で小中の普通教室への整備を進めたので、設備はととのってる方です。あとはどれだけ有効に活用できるか。ですね。

また当別町の電子黒板は、既存の黒板に追加で設置したので画面が小さく使いづらそうに感じました。新しい一体型一貫校では、こんな壁一面がホワイトボードの電子黒板を整備したら使いやすいのではないでしょうか。

アオイのアクティブホワイトウォールの画像をお借りしました

この画像はアオイのアクティブホワイトウォールです。インターネットでみつけたものなので、私とは何の関係もありませんが、借用させていただきました。これと似たホワイトボードが札幌学院大学にあり、とても便利に使っています。


これからの社会ではICTスキルは必須

ということで、ずらずらずらっと資料を並べました。これからの社会ではICTスキルは必須です。そして気をつけなければいけないのは、スマホをいじれてもパソコンは操作できない子どもが増えているということ。児童生徒1人に1台のPC(またはタブレット)があり、学校内どこでもWi-Fi接続できる。そして、教員も小さくて使いづらいプロジェクターを毎回準備するのではなく、いつでもすぐに投影できる。そしてでかい。なによりわかりやすい。


本町地区の一体型小中一貫校でそんな教育環境を実現しましょう!!!


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