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  • 執筆者の写真佐藤たつ

当別高校のこれから(道立高校配置計画)

9月3日に公立高等学校配置計画(2020年度~2022年度)・[概要版]が北海道教育委員会により決定されました。公立高等学校配置計画とは、道教委によれば「中学生の進路選択に十分な検討時間を確保するため、毎年度、3年間の具体的な高校配置計画とその後4年間の見通しをお示し」するものです。


9月4日付の新聞各紙でもその概要が報道されています。2019年度に1クラス(40人)以上の欠員が出て学級減となった高校が26校ありましたが、そのうち19校で定員確保のめどが立ち1学級復活することになりました。

北海道新聞9月4日朝刊より

それでは当別高校に関する記載を見てみましょう。ご存じの通り当別町には道立の当別高校があります。普通科2クラス、家政科1クラス、園芸デザイン科1クラスの4クラスです。おおよその数字ですが生徒の約8割が町外から通学していると言われています。なお普通科は石狩学区(札幌市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村)、家政科と園芸デザイン科は全道が学区です。


この表で一番下が当別高校です。2020年度~2022年度でいまのところ学級減の予定はありません。また2019年度の欠員は62名です。

公立高等学校配置計画より

当別高校にも学級減のおそれ

一方、石狩学区(札幌市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村)の2023年度~2026年度の見通しとして、右のような記載があります。

  • 4年間で1~2学級の調整(クラス減)が必要

  • 欠員が40人以上いる場合は学科の見直しや定員減について検討が必要

先ほどの表で見たとおり当別高校は欠員が62名と石狩学区で最大です。第2位は札幌あすかぜ高校と江別高校の27名ですのでダントツ1位ですね。札幌あすかぜ高校は普通科のみ8クラス、江別高校は普通科5クラス、商業科2クラス、家政科1クラスの合計8クラス。4クラスの当別高校の2倍の規模です。


現在の状況が続けば、当別高校のさらなる学級減が行われるおそれが十分にあります。


残念ながら、当別町として地域唯一の高校である当別高校をどのように活かすのかの議論がなかなか進んでいません。当別町の教育長は、当別高校の校長から転任された方ですので、リーダーシップを発揮していただけると期待しています。

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