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執筆者の写真佐藤たつ

北海道への「核のごみ」持ち込みに反対する意見書の採択を求める請願書【20210909総務文教常任委員会】

2021年9月9日に当別町議会総務文教常任委員会がひらかれました。議員控室で開かれたので議会中継はありません。


今回の委員会は請願書の審査が行われました。当別町内の5団体から提出され、渋谷議員と鈴木議員が紹介議員となっている請願です。タイトルは「北海道への「核のごみ」持ち込みに反対する意見書の採択を求める請願書」です。長いですね。




ちょっと解説。

この請願は、当別町議会として「北海道への「核のごみ」持ち込みに反対する意見書」を採択して、国へ提出することを求めています。


委員会では各議員が請願に対する意見を表明しました。


各議員の意見

今回もメモを基に再現していますので、多少のニュアンスの違いはご容赦ください。

議員

意見

佐藤たつ

【賛成】しかしすでに核のゴミは存在しているので、どこかで処理をしないといけない。日本全国が受け入れないと言ったらどうなるのか、懸念はある。

鈴木議員

【賛成】交付金を使って受け入れ先を探す国のやり方には問題がある。

稲村議員

【継続審査】核のゴミは存在する、北海道には受け入れないということでは解決しない。簡単には結論出ない。しっかりと議論が必要。

五十嵐議員

【継続審査】核のゴミは存在する。未来に責任を持つために、議論を続ける必要がある。

古谷議員

【賛成】本来はごみ処理を先に考えるべきであった。安全かもしれないが事故があれば住めなくなる。風評被害も懸念。国で考えるべきことで、北海道に持ち込まないのは当然。

西村議員(副委員長)

【継続審査】日本には核のゴミを10万年保管できる地層はない。廃棄物処理の責任は国にある。議論はまだ時間をかけた方がよい。

以上の意見を受けて山崎委員長から次の2点の発言があり、他の議員が了承しました。

  1. 道内の他の自治体の状況も確認したい。

  2. 9月15日の総務文教常任委員会で結論を出したい。

ということで、9月15日の総務文教常任委員会で結論がでる見込みです。今のところ7名の議員中3名が賛成、3名が保留(継続審査)(あと1名は委員長)です。


 

道内所管事務調査

委員会で様々調査を行うことを所管事務調査といいます。そして北海道内に出張して調査や研修を行うことを道内所管事務調査といいます。総務文教常任委員会、産業厚生常任委員会と議会運営委員会がそれぞれ年に1回ずつ行う予算が組まれています。ただ、コロナウィルス感染症の影響で当面延期となっています。


今後の予定について山崎委員長から、11月頃までは見合わせその後の状況を見たいとの提案があり、了承されました。私からは、オンラインで行うことも含め検討するよう提案しました。


 




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