もくじ
議会中継
一般質問のふりかえり
12月6日に一般質問をしました。その結果をまとめました。なお使用している書き起こしは当別町議会のyoutubeをNottaで書き起こしたものです。正式な議事録ではなく、正確性の保証もいたしません。また、質問者である佐藤の見解ですので、当別町や当別町教育委員会の見解と異なる点もあるかと思います。予めご了承ください。
※このスライドは、このページの内容を自動生成のスライドにしたものです。こちらについてもあくまでも参考としてご覧ください。イラストや写真も自動生成です。
大きく要点をまとめると
の2点です。
予算と教員の確保が、独自基準をとりやめる実質的な根拠と考えられる
12月4日の総務文教常任委員会での説明と12月6日の一般質問での質疑をふまえ、独自基準を取りやめる根拠について整理しました。
総務文教常任委員会説明資料に掲げられた2点(A)(B)は、いずれも根拠にならない。
実質的な根拠は(C)予算と(D)教員の確保である。
行の複数指導体制が有効であることも、少人数学級を否定する根拠にはならない(E)。
12月4日総務文教常任委員会説明資料
一覧表にまとめてみました。
項目 | 12月4日総務文教常任委員会説明資料 | 一般質問での教育長答弁 | コメント |
(A)学習指導要領が変わったこと | (独自基準設定後に)学習指導要領が変わり、子どもたちの学力向上と学びの保障に重点を置き、授業の質を向上させる授業改革やICTを効果的に活用した「主体的・対話的で深い学び」と「協働的な学び」を実現することが求められるようになった。 | 基本構想の段階で、新学習指導要領の主体的・対話的深い学びのことについて想定がなかったかといえば、あったと思い、それを踏まえて独自基準をやろうとしたということはあったかもしれない。 | 新学習指導要領を踏まえて独自基準を設定した可能性を認めている。 つまり、独自基準設定後に学習指導要領が変わったことは、独自基準取りやめの根拠にはならない。
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(B)対話的な学びには少人数化はプラスに働かないこと | これら(「主体的・対話的で深い学び」と「協働的な学び」)を実現するためには、クラスに一定の人数が必要であり、少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もあることが今回の視察を通して鮮明になった。 | 少人数学級だから、少人数指導だからどちらが優位性が高いとかっていうことにはなかなかなりにくい。 | 「主体的・対話的で深い学び」と「協働的な学び」のためには、独自基準に基づく少人数学級と、現在の少人数指導のどちらかが優位とは言えないと認めている。 協働的な学びを実現するという点は、独自基準取りやめの根拠にはならない。 |
(C)予算がないこと | (記載なし) | 今の予算規模を考えたときに、少人数学級と少人数指導の両方を叶えるということは非常に難しい。 少なくとも、他の自治体と比べて、非常にたくさんの予算を使って町の雇用する支援員等を入れているので、そこにさらにということはなかなか難しい。 | 費用(教員1名あたり約1,000万円)がかかることが、最大の根拠であると考えられる。 |
(D)教員を確保できないこと | (記載なし) | 道教委が配置する教員でさえ、なかなか配置ができないほど教員が不足している状況。その中で、町独自で担任を任せられるだけ責任を負っていただける人材を確保するということは非常に困難。 | 教員の確保が難しいことも同意する。 |
(E)現行の複数指導体制が良い成果を出していること | クラスの状況に応じて町独自で雇用する学力向上推進講師や支援員等を数多く配置し、多様な子どもたちに寄り添った指導や支援を可能とする現在の当別型複数指導体制が、現在の学習指導要領に沿った最も効果的な学習スタイルと考える。 | 現在の、複数指導体制が効果的であることに異論はない。 この点は、少人数学級を否定する根拠にはならない。 |
12月4日の総務文教常任委員会説明資料で、予算と教員確保の困難性についての記載がないのはなぜでしょうか。一般質問を通して、私はこの2点、特に予算が最大の根拠だと理解しました。説明資料でも、事実をありのままに説明していただきたいものです。
西当別小学校の教室の狭さは課題として町長も認識
西当小、西当中の教室の狭さが大きな課題として採り上げられることになりました。
西当別小学校、西当別中学校の教室の狭さは町長部局も含め再認識している。
まずは来年度受験を控えていることや体格等も考慮し西当別中学校の教室の改修を優先した。
西当別小学校も、次年度以降、児童数の状況を見極めながら対応。
学習環境の改善では、トイレの改修や、教室の暖房パネルの改修なども必要性の高い事業と認識しているので、それらを踏まえながら、町長部局に予算要求する。
あとから書き起こしを読み返してみて、実は結構踏み込んで答弁されていたことに気が付きました。それは、「教室の狭さは町長部局も含め再認識している」という点です。
教育委員会自体には予算権限がないので、予算を獲得するには町長部局(財政課、最終的には町長)の了解が必要です。そこで、教育長に予算が絡む質問をしても、最後は「町長部局と協議する」で終わることが多いです。
今回、西当小の対応については、お決まり通り「町長部局に予算要求する」となっていますが、その前段で、「教室の狭さは町長部局も含め再認識している」と答弁しています。教育委員会と町長部局が、課題として共有しているということですので、今後の予算要求でも優先的に予算が獲得できる可能性があります。実際、西当中の改修は、12月補正予算に組み込まれています。
議場では、「町長部局も含め再認識」という部分を聞き洩らしていました、、、、
質疑の一覧
これまでご紹介した部分も含め、質疑全体の概要です。
総論
質問 | 教育長答弁 |
教育委員会で検討されてきた項目、各検討項目についての評価、独自基準をとりやめるという結論に至った根拠は? | 教育委員会定例会において、5回の協議と視察を行い、結論を出した上で、総合教育会議において、町長にも理解をいただいた。 検討項目は、独自基準に至った経緯、指導方法、他との比較などを再確認した上で、基本構想で目指していた本質が達成できているか、現在の指導方法は、先生方にとっても、子供たちにとっても適切であるか。改善点はないのか、などといった観点から議論した。 基本構想策定当初は、学級編制の基準に達することがなく、独自基準を適用することがなかったことや、その後、学習指導要領が改訂され、主体的・対話的で深い学びと協働的な学びを進める上で、少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もあることから、現在の当別型複数指導体制が今の学習指導要領に沿った最も効果的な学習スタイルと考えた。 現に、令和元年以降、学力向上が成果となってあらわれていることから、現在の当別町の教育に合った形であり、次期教育基本計画においても、多様な児童生徒に寄り添った、ゆきとどいた指導ができ、学校の状況によって職員配置を変更することが可能な現在の当別型複数指導体制を継続充実させることで結論付けました。 |
少人数学級と少人数指導は両立できないのか
質問 | 教育長答弁 |
独自基準における少人数学級と当別型複数指導体制は、少人数学級をした上で複数指導体制を行っていくということができないものなのか? 独自基準における少人数学級を実施した上で支援員を配置して、学級編制と異なる学習集団を編成した少人数授業を行うという方法はこれまで検討をされたのか? | 二者択一とは考えていない。両立については当然検討をした。しかし、今の予算規模を考えたときに、両方を叶えるということは非常に難しい。 他の自治体から見ると非常にたくさんの予算を使って町の雇用する支援員等を入れているので、そこにさらにということはなかなか難しいであろうというところで協議をした。 |
少人数学級と少人数学習は、二者択一のものではなく、少人数学級をした上で支援員を配置していくということも検討されてきたが、予算規模上できなかった。 独自基準は当別にとって絶対に必要な体制であり、6月議会一般質問で独自基準をベースにすると教育長も答弁されているものなので、それを実現するために教育委員会として予算の獲得を目指す動きをしていなかったのか? | 予算規模だけが原因ではないが、予算のことも大きいということ。 道教委が配置する教員でさえ、なかなか配置できないほど教員は不足している。その中で、町独自で費用を用意して、担任を任せられるだけの責任を負っていただける人材を確保するということは非常に困難である。 |
そうすると予算要求はされてはいないのだろう。 独自基準をやるために、まずは予算を確保した上で、教員の確保にチャレンジすべき。その前の段階で予算も難しいし、教員の配置もなかなか難しいと思うから予算要求はしないと議論が進んでいったのではないか? | 教育委員会として独自基準を先に断念してしまったというふうにお話がありましたが、そういうことではない。 総合的に考えたときに、今のやり方でも十分に、またそれよりもさらに良い効果の高い状態の教育が施せるというふうに判断をしたから予算要求に至らなかった。 |
少人数学級にデメリットはあるのか
質問 | 教育長答弁 |
少人数学級について、子どもの立場からのデメリットの記載はなかった。つまり、少人数学級には子どもの立場からのデメリットはないというふうに理解をしてよいのか? | 極端なデメリットはない。 |
協働的な学びと少人数学級
質問 | 教育長答弁 |
対話的協働的な学びも大きなポイントで、西当別小学校の35名という人数で様々な対話ができるという説明があった。 とうべつ学園の1年生は現在1クラス20~23名程度だが、対話による協働的な学びはとうべつ学園においても十分に充実をしている前提で間違いないか。 | とうべつ学園においても20名くらいの教室になっているが、対話的な授業はできないのかというお話だがそんなことはない。 ただし、少なければいいということにはならない。例えばいくつかの班にわかれて、その斑の中で協議したことをさらに持ち寄って、その違いだったり、検討し合うというような教育が現実に行われている。そういう中で、分母が小さくなりすぎるということは、あまり良いことではない。 |
北海道基準は1クラス35名までなので、36名になれば1クラス18名となる。1クラス18名では対話による協働的な学びが充実できない、もしくは効果が限定されてしまうのか? | 西当別小学校の1年生が2クラスになった場合についても、当然のことながら効果が出るというふうには考えますが、人数が少ないからと言って、効果が上がるというふうには考えていません。要するに、比例はしないということ。 |
人数が少なければ少ないほど対話的な学びがより良く充実していくというわけではない。それは全くその通り。 今回の決定に至った根拠の中では、西当別小学校1年の35人というクラス人数で対話的な学びがよりしっかり充実していけるという説明があった。しかし、人数が多いから充実する、人数が少ないから充実しないという話ではなく、それぞれの人数に応じたしっかりとした対話的協働的な学びができるということではないか。 人数が少なければ効果が上がるというものではないというご説明だったが、逆に効果を上げるために多くなければいけないという話でもない。そうすると、1クラスの人数が多いことは、独自基準とりやめの根拠にはなりづらいのではないか? | そこのところだけを見ていただくと、教育というのは成り立っていかない。 今、子どもたちの様子は非常に多様化している。その多様化したお子さんに寄り添っていく授業を行うためには、たくさんの人員が必要。そのために手厚い指導員や、補助をする方々が必要。単に人数が多い少ないで、協働的な学びができるできないというところとを比較することはできません。 |
なので、人数が多い少ないということと協働的な学びの充実度がどうかという話ではない。指導者側がどれだけ配置ができるか、例えば児童1人に対して何人の指導者がいるのかという話。 なぜ私がこの話をしたかといえば、今回、35人いることによって対話的な学びが充実をしているという説明が教育委員会サイドからあった。そういうことじゃないんじゃないですかということを質問をさせていただいた。 むしろ教育長が先ほどもおっしゃった通り、職員の配置をどうしていくか。そうすると、そもそもこれはまた予算規模だ配置だというところになる。そこで残念ながら現時点では少人数学級という方向を向かれていない。なので、おそらく今のやり取りになってるのかなというふうに思っている。 | 少人数学級だから、少人数指導だからどちらが優位性が高いとかっていうことにはなりにくい。 ただし、現在当別町が行っている複数指導体制で、当別の教育というのが非常に良い水準の高い状態で進められている。だから、その状態を保っていきたい。 |
全くまっさらなところでこれからの当別の教育のあり方をどうするかという議論であれば、教育長のおっしゃったことでよくわかる部分もある。 ただこの議論の大前提は、当別町では少人数学級をやりますと教育委員会で決議を取っている。6月議会一般質問でも、独自基準がベースになると答弁があった。おそらくそこのスタートラインのところが多分違うんだろうなと感じた。 | (4回目の質問後の発言なので、答弁はありません。) |
新学習指導要領との関係
質問 | 教育長答弁 |
独自基準を策定した2018年当時には考慮されていなかった事情として2020年から実施された新学習指導要領があるという理解でよいか? | 指導要領の改定は、2020年に行われている。その時点で、一斉指導、先生から子どもたちに対して一斉に指導をする、そして子どもたちが一斉にその授業を聞くという教育のやり方から、対話的で主体的で深い学びを実現するために、子どもたち同士が対話をしながら自分たちの話し合いの中で答えを導き出していくという教育になってきた。そこの違いがあるということ。 |
学習指導要領は2017年3月に告示され、2017年度から周知期間になっている。学級編制の独自基準を含めた基本構想を作った2018年には、当然教育委員会としてはその内容を把握をしていたと思われる。独自基準が含まれている基本構想をまとめた段階で、周知期間に入っていた現行の学習指導要領で主体的・対話的で深い学びの実現を求められることは把握をしていなかったのか? | 独自基準を段階で新しい学習指導要領の中身について考慮はしていたというふうに思う。 しかし、そのことを踏まえても、今の少人数指導体制の方が優れていると思ったので、そのような結果を出した。 |
総務文教常任委員会説明資料で、独自基準策定後に学習指導要領が変わり、主体的・対話的な学びの要素が非常に出てきたと説明されている。ここが今回の検討結果の結論で非常に重要な部分。 教育長の答弁は、新学習指導要領はしっかり検討していたけれども、今思えば、少人数学級より少人数学習の方が良かったという話。 少人数学級よりもより良い形が後に出てきたから変える、という議論は当然あり得る。そうであれば、学習指導要領が変わったからという説明は本質を捉えていない説明になってしまうのではないか? | 基本構想の段階で、新学習指導要領の主体的・対話的深い学びのことについて想定がなかったかといえば、あったと思い、それを踏まえて独自基準をやろうとしたということはあったかもしれない。 現在、現在学習指導要領が改訂されて、主体的・対話的で深い学びと協働的な学びをより良く進めていくために、またより効果的な今の指導要領に合った教育を進めていくために、現在の当別型複数指導体制が有効であるという結論を出した。 |
独自基準を取りやめる積極的な理由
質問 | 教育長答弁 |
6月議会一般質問で、基本構想に書いてあるところがベースとなるというふうに理解して間違いないか、変えるのであれば相当程度積極的な説明が必要だという質問に対して、それで結構ですと答弁をいただいている。 その相当程度積極的な理由に当たる部分が、少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もある、という部分になる。独自基準を取りやめるという部分に関しての積極的な理由として私はこの部分なのかなというふうに思っているがよいか? | 取りやめる、取り止めないという問題ではない。 現在、当別町で行っている当別型複数指導体制が今の教育指導要領に合っていて、しかも当別の教育に合っている。そして成果が上がっている。そのことを評価して、今の複数指導体制を続けていくという結論。 |
この答弁は、6月の教育長の答弁と合わないのではないかな。 基本構想に書いてあるところがベースになるというふうに理解をして間違いないのかと質問したのに対して、それで結構ですとご答弁をいただいているので、独自基準がベースになって議論をしているという考えている。 ずっと議論がかみ合っていないのは、私は独自基準があることがまず前提で、その上でこれからどうしていくのかという議論。教育委員会側でご議論されたのは、独自基準があるのが前提ではなく、今の指導体制が前提であって、その検討をずっとされてきて、そのご説明いただいている。だから、なかなか噛み合ってないところがあるのではないか。 今まさに、教育長が取りやめるということではないというふうにおっしゃいましたが、基本構想に書いてあることがまずあるわけですから、基本構想に書いてあることを取りやめるのか、取りやめないのかが、議論のスタートの部分。 6月のご答弁とずれてるところがあると思いますので、もう一度精査をしてしっかりとご答弁をいただきたい。 | ずれているとは思えないのですが。 前提がありますよね。前提を踏まえて、それも踏まえて協議をしてきたんです。そして、その前提を踏まえても尚且つ、今のやり方が最も当別の教育の今の実態に合っている。だからそれを続けていくというふうに申し上げています。 もし前提がない、前提を私どもで考えていないんだとしたらですよ。最初から比較しないじゃないですか。比較をしながら、基本構想に書いてあることと、今、当別町が行っている教育と、どちらが有効性が高いかということをずっと議論した中で、今のやり方が最も今現時点で教育効果の高い方法である。 しかも、予算的にもいろいろなことを総合的に考えた中で、最もそれが有効的だという判断を現在の時点でしたということです。 どこか間違っていますでしょうか? |
基本構想に書いてあるところというのは、教育委員会で決議がされたことであって、それがベースになるというご答弁をしている。 最終的な結論がどうなるかってのは教育委員会の議論です。それはもちろんわかります。 だけど、基本構想に書いてる独自基準を取り止めて、複数指導体制をやっていくっていうのが今回の結論なのではないか。 取り上げる、取り上げないということではないという話ではないのではないか? | どうもかみ合わなくて申し訳ないが、6月の時点で、最初に構想が出来上がったときの中身に立ち返って、そこから協議をしてきた。 そして、その協議の結果、今の形が、その今現在やられてようとやられてまいと関係ないですよ。今の当別の教育の形というのが今の求められている教育にフィットしている。だから、そちらを採用していこうというふうに改めて決めたという話だ。 |
教育委員会で一度議決したことというのは、なくすのであれば、取りやめるという表現が日本語上適切だとは思うが、認識の違いがあるようだ。 | (4回目の質問後の発言なので、答弁はありません。) |
保護者や児童の声
質問 | 教育長答弁 |
総合教育会議において、補助教員を柔軟に配置できる現在の状況は、先生方からの評価が高く、当別の恵まれたスタッフ配置に先生は感謝している、との教育長のご発言があった。先生方の現場のご意見を踏まえてご協議されてきたことの表れと思う。他方、保護者や児童に対して今回の協議において意見聴取は行われたのか。 | 学校では学校アンケートを実施しており、これまでも、保護者の大部分は子どもに対して丁寧に向き合って指導してくれる担任への感謝の気持ちを表すものだった。 今年度は、その中に教室の狭さを指摘する意見も5件あったと報告を受けている。 また、教育委員会が開催しているタウンミーティングにおいては、児童生徒から学校のトイレの洋式化や、エアコンの設置を求める声があったが教室が狭いといった声はなかった。 |
西当別小学校の教室の狭さの対策
質問 | 教育長答弁 |
西当別小学校はとうべつ学園と比べて教室が狭い。この状況に対して、どのような対策を講じる予定か具体的なスケジュールとともにお示しを。 | 今回の再協議の中で、教室の狭さに関しては西当別小学校も中学校も同様の課題であると、町長部局も含め再認識をしている。 今回の補正予算で、西当別中学校の現2年生のクラスの人数が多いことに加え、来年度受験を控えていることや、体格等も考慮し中学校の教室の改修を優先した。 西当別小学校も、次年度以降、児童数の状況を見極めながら対応していきたい。学習環境の改善では、トイレの改修や、教室の暖房パネルの改修なども必要性の高い事業と認識しているので、それらを踏まえながら、町長部局に予算要求をしてまいりたい。 |
何よりも大事なのは、今の西当別小学校の子どもたちの環境をどうするかというところ。 具体的な答弁はなかったが、今1年生は特別支援の方も含めると37名と伺っている。本当にギリギリの状態で、速やかに解決しなければいけない。とうべつ学園が1人当たり3.3平米、西当別小学校は1.6平米と教育委員会の中でも説明があった。看過できない差であり、速やかに具体策を作る必要があるのではないか。 | 先ほどの答弁の繰り返しになるが、西当別小学校においても、次年度以降、児童数の状況を見極めながら、見極めながらというのは人数が増えれば、今の道の基準でも2クラスにわかれるので、その状況を見極めながら対応していきたいと考えているが、他にもいろいろな緊急性を要するものがあるので、そこをしっかりと考えながら、町長部局に予算要求をしてまいりたい。 |
例えば来年の西当別小学校2年生が、転入・転出や、特別支援の状況で仮に35人以下になるというのがわかった段階で具体的な対策をすぐに取られるということか? | もう一度繰り返させていただきます。 西当別小学校においても、次年度以降、児童数の状況を見極めながら、対応してまいりたいと考えておりますが、学習環境の改善という意味では、例えばトイレの改修や、教室の暖房パネルの改修なども、必要性の高い事業と認識しておりますので、それらを踏まえながら、町長部局に予算要求をしてまいりたい。 |
今までのやり取りがいろいろと輻輳してしまったので、大変繰り返しのご答弁となってしまって、これ私の質問の仕方も悪かったのかもしれないですけれども、ぜひ当別、実際に今通っているお子さんや保護者の方が聞いて、当別町の教育委員会を信頼していただけるようなしっかりとした前向きなご答弁をしていただきたかった。 |
西当別地区の義務教育学校化
質問 | 教育長答弁 |
西当別地区の義務教育学校化について、2023年3月定例会一般質問でも取り上げた。 その際、建物自体に緊急性がないということもあり、西当別地区の学校に関する在り方を町長部局と検討していきたいとの答弁だった。 今回の一連の検討を踏まえ、あらめて、西当別地区の義務教育学校化について教育委員会の認識は? | 当時の一般質問で答弁した内容と認識は変わっていない。 当別町公共施設等総合管理計画や、今後の当別町公共施設のあり方、校舎の修繕計画を踏まえて検討し、当別町の一貫教育における一体型と分離型の良さをしっかり見極めながら、西当別地区の学校に関するあり方を町長部局と検討しなければならない。 |
保護者への説明
質問 | 教育長答弁 |
西当別小学校1,2年を中心とした保護者の方から署名が提出されていると伺っている。今後保護者の方への説明はどうする予定か? | 本年7月に、西当別親の会から当別町独自基準の実施を求める要望書の提出があった。 団体の代表者からは、今回の要望に至った経緯として、しっかりとしたクラス運営がされており、子どもたちにも丁寧な指導をしていただいているが、教室が狭く、通路を確保するのもギリギリの状態であることから、独自基準の実施を要望するということだった。 このような経緯をお聞きした上で、代表者には12月定例会後に回答させていただくことで了承をいただいている。 |
回答は書面か、対面か? 西当別小学校1年生ではほぼ100%に近い保護者が署名にされていると聞いている。全保護者を対象にした説明をする必要があるのではないか? | 代表者の方に書面で説明をさせていただく。 |
教育委員会の中でしっかり議論をして、一番いい教育方法であると自信を持って結論を出されたと思う。それはしっかりと教育委員会から保護者の方に直接ご説明をして、しっかりとご理解をいただく必要があるのではないか? | 代表者の方から要望書を頂戴しておりますので、代表者の方に対しては説明をさせていただく。 また、この説明の内容は総務文教常任委員会のYouTubeで配信をされているのでご覧いただきたい。 保護者の方には、学校を通して、常に校長会から校長に会議の中でお伝えをして、それが学校の校長から、それぞれの先生方に伝わって、そして先生方から、さらにいろいろな機会に保護者の方に伝わるという厳然としたルートがありますので、それを行っていく。 |
とうべつ学園整備時の国庫補助等
質問 | 教育長答弁 |
とうべつ学園は、2018年の基本構想では、「校舎が完成する平成34年度の児童生徒数予想に、文部科学省の基準を当てはめると14学級(通常級)となる。しかし前述の教育理念にある通り、少人数・習熟度別による丁寧な指導を充実させるため、当別町独自の基準を設定し、18学級として学級編制を行う。」と説明されている。とうべつ学園建築時の国庫補助等との関係で、今回の独自基準とりやめは何らかの影響を与えることはないか。 | 国庫補助への影響についてですが、当時の補助申請などの書類を確認したところ、影響がないものと考えている。 |
反省会
書き起こしを元に整理をしていての反省点。
時間配分の失敗。前半に時間を使いすぎた。保護者のご意見を直接伺っていたので、質問で採り上げるつもりでしたが、その時間が無くなってしまいました。
「教室の狭さについて町長部局と再認識」という前向きの答弁を聞き洩らしてしまった。
教育委員会の結論には全く納得していませんが、検討の経緯について冷静に確認しようと考えていましたが、、、、なかなか冷静になれないものですね。
全体像を組み立てる前に、細かな論点から入ってしまい、わかりにくい質疑になった。
一般質問の通告(質問予定を事前に提出する)のあとで、総務文教常任委員会説明資料を受け取ったこともあり、質問の構成がきちんとできていなかった。
反省点が、多々あり、教育委員会にもご迷惑をおかけしたと思います。とはいえ、実際に西当別小学校1,2年生は本来であれば2クラスにわかれるべきところ、それができていなくて、今回、その基準自体がなくなりました。この結論は、わたしは到底納得できませんので、これからもこの件はとりあげていきます。
一般質問に向けての準備
※以降は一般質問の前に記載した内容です。質問に向けた準備について記載しています。
2024年12月定例会の一般質問では、当別町の学級編制の独自基準取りやめの経緯を質問します。
学級編制の独自基準は2018年に教育委員会が決定した、当別町一体型義務教育学校基本構想に掲載されている、小学1,2年生の1クラス定員を29名(国・北海道基準は35名)以下とするものです。しかし、当別町教育委員会では、この独自基準を決定したものの実際には適用していませんでした。このため、現在西当別小学校の1,2年生は当別町独自基準であれば2クラスとなっていたはずのところ、北海道基準に従い35名近い人数で1クラスとなっています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
今年6月の一般質問でこの件を指摘したところ、教育委員会であらためて協議が行われていました。そして、2024年11月27日の総合教育会議で、この独自基準を取りやめることが正式に決定されました。そこで、これまでの協議の経緯や今後の対応について12月定例会で改めて質問します。
(参考資料)
質問予定日
12月6日(金)11:00前後から1時間程度(※日付間違えていたので6日に訂正しました)
質問予定
議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をはじめます。今日は、11月27日の総合教育会議で決定された、当別町の学級編成における独自基準のとりやめについて質問いたします。
この件につきましては、今年6月に一般質問させていただいたもので、平成30年に教育委員会で議決された当別町一体型義務教育学校基本構想に含まれる、小学校1,2年生は1学級29人以下にするという学級編成における独自基準が、実際には適用されず、西当別小学校の1,2年生が現在1クラス30人を超える児童数となっているものです。
教育委員会において、今年6月以降協議が行われ、11月27日の総合教育会議において、学級編成における独自基準を取りやめるとの決定が行われました。大変残念な決定ではありますが、教育の内容にかかる部分については、教育委員の皆様の御議論をへて最終的に教育委員会で決定されるものですので、その当否について事細かく議会で議論するものではないと考えております。
しかしながら、子どもの学びの環境に関することであり、西当別小学校1,2年生の保護者の方からも多くのお話を伺っておりますことから、これまでの教育委員会での協議の経緯について、何点かお尋ねさせていただきます。また、質問とお答えの一部は、先日の総務文教常任委員会での質疑と重複する項目であっても、質問の構成上重ねておききしている部分がありますのでご容赦ください。
はじめに、教育委員会で検討されてきた項目、各検討項目についての評価、独自基準をとりやめるという結論に至った根拠を改めてご説明ください。
6月定例会の一般質問において、独自基準を変更する場合には十分な説明が必要であると指摘しましたが、今回の決定に至った、相当程度積極的な理由をご説明ください。
総合教育会議において、補助教員を柔軟に配置できる現在の状況は、先生方からの評価が高く、当別のめぐまれたスタッフ配置に先生は感謝している、との教育長のご発言がありました。先生方の現場のご意見を踏まえてご協議されてきたことの表れと思います。他方、保護者や児童に対して、今回の協議において意見聴取は行われたのでしょうか。行われた場合は、その結果についてもご説明ください。
西当別小学校はとうべつ学園と比べて教室が狭い状況にありますが、この状況に対して、どのような対策を講じる予定か、具体的なスケジュールとともにお示しください。
西当別地区の義務教育学校化については、2023年3月定例会一般質問でも取り上げさせていただきました。その際、建物自体に緊急性がないということもあり、西当別地区の学校に関する在り方を町長部局と検討していきたい、とのご答弁でした。今回の一連の検討を踏まえ、あらめて、西当別地区の義務教育学校化について教育委員会の認識を伺います。
西当別小学校1,2年を中心とした保護者の方から、署名が提出されていると伺っていますが、今後保護者の方への説明はどのようになさる予定でしょうか。
最後に、とうべつ学園では、開校以来、北海道基準でも2クラスとなっているので、問題ないと考えていますが、念のため伺います。平成30年の基本構想では、「校舎が完成する平成34年度の児童生徒数予想に、文部科学省の基準を当てはめると14学級(通常級)となる。しかし前述の教育理念にある通り、少人数・習熟度別による丁寧な指導を充実させるため、当別町独自の基準を設定し、18学級として学級編制を行う。」と説明されています。とうべつ学園建築時の国庫補助等との関係で、今回の独自基準とりやめは何らかの影響を与えることはないでしょうか。
以上1回目の質問を終わります。
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