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  • 執筆者の写真佐藤たつ

子どもにやさしいまちは、みんなにやさしい。街頭演説の大元原稿ご紹介します!

4月21日投票の当別町議会議員選挙に向けて「子どもにやさしいまちは、みんなにやさしい。」の街頭演説原稿をつくりました。長すぎるので、実際の演説では、一部を抜粋したり表現を変えたりしています。

せっかく作ったので、今日はその全文を公開いたします。読んでいただけたら嬉しいです。


波紋を大きなうねりへ

みなさま、こんにちは。町議会議員候補の佐藤立でございます。

 今回の選挙は、この町の未来を占うとても重要な節目です。いま、当別町は数多くの課題を抱えています。行政がそれに対応できているか。議会が対応できているか。残念ながら、うまく対応できているとは言えない。この4年間、議員として町政の一端を担わせていただいた者として、力不足を痛感しています。

 それでもなお、小さなことかもしれませんが、変化は議会から起こり始めています。毎年4回みなさまにお届けしている議会だより。最近、だいぶ変わったと思いませんか。3年後に完成する本町地区の小中一貫校。設計者を選ぶプレゼンテーションが、誰でも見学できる公開の場で開かれました。当別町ではじめての試みです。小中学生の通学カバンの重さ。全部で10キロ近い荷物を持っている子もいる。発育に影響を及ぼしかねません。教育委員会は今年度、子どもたちの通学カバンの重さを調査することになりました。これは全国でも数少ない先進的な取り組みです。教育委員会の決断を、議会の議論が後押しすることができたのです。

 まだまだ課題は山積みです。簡単には解決できない課題だらけです。それでもなお、この町のために、子どもたちの未来のために、ここに住んで良かった、ここで子どもを育ててよかった、ここで長生きしてよかったと誰もが思える町へと、一人ひとりの暮らしに密着した視点から熱い想いと理想を持って議会から働きかけなければいけません。

 4年前、私佐藤立は、ただ1人の30代の候補として多くの町民の皆様に支えられて議会に送り出していただきました。議会議員は、選挙の結果があってはじめてその職を果たすことができる。この4年間、議会議員として働く場を与えていただけたことはひとえにみなさまのおかげであります。しかし、まだまだやり残したことがあります。次の4年間も、皆さまとともに皆さまのために働かせていただきたい。この4年間、多くの方々にご協力をいただき、小さな波紋を起すことはできました。このさざなみを大きなうねりへと繋げなければいけません。

 今回の町議選には、27歳、シングルマザー櫻井紀江さんが、自らの意志で、明確な理想を持ってこの町のために立ち上がりました。「この町を変えよう、暮らしやすい町にしよう、町民一人ひとりの声が届く町にしよう」。4年前、皆様から託されたこの夢を、希望を、より確かなものにするために、この挑戦は大きな一歩です。

 この流れを後押しできるのは、ひとりひとりの町民の皆様だけです。この町のために、子どもたちの未来のために、前へ進むのか、立ち止まり引き返すのか。ぜひ、皆様の一票を通じて、決して後戻りしないという意志をお示しください。

 この町のために、子どもたちの未来のために、明確な理想をもち、自らの強い意志で議会を、そして町政を変える。そんな議員を選んでほしいのです。そして、私佐藤立は、そのために全力で働きます。


子どもにやさしいまちは、みんなにやさしい。

 「子どもにやさしいまちは、みんなにやさしい。」これが佐藤立のテーマです。

子どもにやさしいまちはとは、「子どもも社会の一員」で、「子どもたちがまちの活動に活発に参加し、彼らの声や意見が考慮され、まちの決定や手続きに反映される」まちです。

 それは、単に子どものことだけを考えるということではありません。まちでは弱い立場にいる子どもたちをも、まちの一員として迎え入れる。様々な違いがあったとしても、すべての人々がお互いに尊重しあう。私たちのまちには様々な人々が暮らしています。年齢、性別、職業、さまざまな違いはありますが、一人ひとりがまちの一員であると感じられ自らの意見を述べることができる。私たちの町には、ベテランもいれば、新人もいる。年配の方もいれば、赤ちゃんもいる。男性もいれば、女性もいる。そんななかでも、特に弱い立場に置かれた方々に対しては十分な配慮がなされる。

 そんなまちは、きっと「みんなにやさしい」、みんなが暮らしやすい町になるのです。

 行政の最も重要な役割は、これから社会に出る子どもたちが幸せに生きていけるための学びの機会を提供すること。それは学校の中だけで行われるものではありません。地域そのものが子どもたちの学びの場です。地域全体で子どもたちの学びを支え、社会に送り出す。この町はそんな町であってほしいのです。

 教育、子育て支援というと子どもや子育て世代だけにプラスになる政策と考えられるかもしれません。そうではありません。

 まちの人々に支えられた学びを通して育った子どもたちには、自然とこのまちに対する愛着が芽生えます。地元で格好良く働く大人たちの本気に触れた子どもたちは、自分たちもそうなりたいと考えるようになるのです。島根県隠岐の島の島前高校では、まさにこのサイクルがはじまっています。「仕事を作って、島に帰ってくる」。そう言って、地元の子どもたちが力強く島をあとにしています。

 地域の大人たちが本気で向き合い、全力で広い社会へ送り出した子どもたちの幾人かは、必ず自らの意志で町に帰ってきます。そして、外で学んできた知識や経験を活かして、ふるさと当別町の発展に寄与するでしょう。  教育は、子どもたち一人ひとりが受益者であると同時に、地域社会全体もまた受益者なのです。

「それにもかかわらず」

 このまちには、まだまだ乗り越えなければいけないたくさんの壁があります。それでもなお、私たちは理想に向かって歩み続けましょう。政治とは、情熱と判断力の2つを駆使しながら、堅い板に力を込めてじわっじわっと穴をくり抜いていく営みです。もしこの世の中で、不可能なことを目指して粘り強く挑戦しないようでは、およそ可能なことの達成も覚束ないのです。私たちには、どんな希望の挫折にもめげない堅い意志が必要です。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず」と言い切る自信のある人。そんな人こそがこのまちの議会に必要なのです。

 この選挙を通じて、みなさまの曇りのない目で、この町のために、この町で育つ子どもたちのために、明確な意志を示していただきますようお願いを申し上げ、私佐藤立の街頭演説を終わらせていただきます。

 ご清聴ありがとうございました。そして、ともにあるきましょう!

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